熊本地震5年、「復興進んだ」9割 熊本市が意識調査 

白石昌幸
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 熊本市は17日、2016年4月の熊本地震からの復興状況などについて尋ねた市民アンケートの結果を公表した。道路や熊本城の復旧などを理由に、9割以上の人が「復興が進んでいる」と回答した一方、風化を指摘する声もあった。アンケート結果は被災者の継続的な支援に活用する。

 昨年12月、市ホームページで市民や市内への通勤・通学者を対象に調査し、3502人から回答を得た。

 回答は選択式で、復興が「進んだと感じる」「どちらかというと感じる」と答えた人は合わせて95%に上った。理由(複数回答可)として、2515人が「道路やまち並みの復旧が進んだ」、2004人が「熊本城や市動植物園などの復旧が進んだ」を挙げた。「熊本地震を思い出すことが少なくなった」を選んだ人も1069人いた。

 一方、「復興が進んでいない」と感じている人は5%で、74人が「地域経済に活気が戻らない」などの理由を挙げた。地震の記憶や教訓が忘れられがちになっていると感じるかを聞く設問では、「感じる」「どちらかというと感じる」を合わせて68%に達した。また、全回答者のうち58・6%は、復興に新型コロナウイルスの感染拡大が影響していると感じていた。(白石昌幸)