米のマッサージ店連続銃撃、男を訴追 「性依存」を供述

アトランタ=藤原学思
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 米ジョージア州で3軒のマッサージ店が連続銃撃され、計8人が死亡した事件で、地元の捜査当局は17日、ロバート・アーロン・ロング容疑者(21)を殺人などの罪で訴追したと発表した。事件ではアジア系女性6人が死亡したが、当局によるとロング容疑者は事件を起こしたと認めたうえで、「人種的な動機ではない。自らの性依存のはけ口を提供する、マッサージ店に責任がある」などと供述しているという。

 ロング容疑者は16日夕、アトランタ近郊のマッサージ店で5人に対して発砲し、33、44、49歳の女性3人と54歳の男性を殺害したとして訴追された。近隣住民によると、この店は性的サービスも提供していたとされ、当局は、ロング容疑者がこの店を頻繁に利用していたとみている。当局の担当者は会見で「自らが性依存だと考えており、誘惑を取り除きたかったようだ」と語った。

 事件の約1時間後には、南東に約40キロ離れたアトランタ市内にある別のマッサージ店2軒でも、4人が撃たれて死亡した。ロング容疑者はこの事件も起こしたとみられる。

 現場となったマッサージ店の前には17日、市民らが追悼に訪れ、ぬいぐるみや花束が置かれた。「アジア人差別はやめろ」と書かれたボードを持ってきたシェルビー・スワンさん(27)は「アジア系コミュニティーは兄弟姉妹であり、米国市民。誰もがこの国で安全に暮らせるようにしなければならない」と語った。(アトランタ=藤原学思)