オランダ総選挙、連立与党が過半数か ルッテ政権続投へ

ブリュッセル=青田秀樹
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 オランダ下院(定数150)の総選挙の投票が17日に締め切られ、即日開票された。ルッテ首相が率いる中道右派自由民主党(VVD)が第1党の座を維持し、連立4与党で過半数の議席を確保する見通しだ。ルッテ氏は4期目への続投に向け、あらためて連立協議に入る。

 オランダの下院選は比例代表制公共放送NOSなどによると、18日午前(日本時間同日夕)時点の推計で、VVDは前回2017年の総選挙より2議席多い35議席を得る見通し。第2党に「民主66」が5増の24議席で続くなど、連立4党で約80議席を確保しそうだという。反移民、反欧州連合(EU)の右翼・自由党(PVV)は3減の17議席で、第3党に後退すると見られている。

 AFP通信によると、ルッテ氏は記者団に「有権者から圧倒的な信任票を得た」と勝利宣言し、「『コロナ後』にオランダを立て直して前に進めることが、今後何年かの課題だ」と語った。

 ルッテ氏は10年から首相を務める。ユーロ危機や難民危機を乗り切った実績に加え、失業率を4%以下に抑えている経済運営にも一定の評価がある。コロナの封じ込めに向けては、都市封鎖ロックダウン)に加え、1月には夜間外出禁止令を導入した。反発する市民の抗議デモが警官隊と衝突する事態にもつながったが、有権者は引き続きルッテ氏に国のかじ取りをまかせた形だ。(ブリュッセル=青田秀樹)