柏崎刈羽原発のテロ対策「最悪」評価 東電社長が会見へ

桑原紀彦
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 東京電力柏崎刈羽原発新潟県)で不正侵入が長期間検知できなくなっていた問題で、東電は18日、安全確保への影響が大きいとした原子力規制委員会の暫定評価に異議がないと表明した。テロ対策の不備が極めて深刻だったことを認めた形で、4段階で最悪の「赤」の評価が確定した。小早川智明社長が午後7時から記者会見し、一連の経緯などを説明する。

 東電によると、柏崎刈羽原発では昨年3月以降、計15カ所で不審者の侵入検知装置が故障し、10カ所では30日以上検知できない状態だった。規制委は16日、テロリストの侵入など重大な事態につながりかねなかったとして、赤、黄、白、緑の4段階で最悪の「赤」の暫定評価を示し、異議があれば1週間以内に表明するよう東電に求めていた。東電は18日、「意見陳述の要望はない」などと規制委に文書で提出した。

 規制委は今後、第三者による検証結果などを半年以内に報告するよう求めるとともに、延べ約2千時間の追加検査で根本原因などを調べる。17日には、東電が再稼働をめざす7号機に核燃料を搬入するのに必要な手続きを当分の間保留することを決めている。(桑原紀彦)