第7回桜問題は「安倍政権の悪弊が凝縮」 元官僚トップの指摘

有料会員記事

【動画】敵と味方を峻別するーー。それは安倍政権の特徴の一つだった。敵と見なせばためらいなく批判を加える一方、身内への甘さがたびたび指摘された。社会に生まれた溝は深まり、いまも修復されずにいる。プレミアムA 未完の最長政権第2部「友と敵 分断する政治手法」を動画で。
[PR]

2019年の桜を見る会は晴天に恵まれた。会の成否が政権の行方を左右する――そんなジンクスを信じる自民党職員は胸をなで下ろした。しかし、この年の秋、会の問題が共産党議員に告発される。

「未完の最長政権」第2部第7回

 2019年4月。自民党職員は13日の天気を気にしていた。その日は、首相が主催する桜を見る会が開催される。職員の一人は、好天を願うのは「会の成否は、政権を左右するというジンクスがあるから」と言った。

 民主党政権では鳩山政権だった10年4月、季節はずれの雪が積もり、冷たい雨が降る。「政治とカネ」や普天間飛行場の移転問題で支持率が低迷していた首相の鳩山由紀夫は「みなさんは鳩山政権の雨天の友だ」と呼びかけたが、その後、2カ月足らずで鳩山は退陣。11年の菅直人内閣では東日本大震災で、12年の野田佳彦内閣では北朝鮮によるミサイル発射予告で開催が見送られた。いずれも、その年で首相は退陣した。

プレミアムA「未完の最長政権」 第2部

敵と味方を峻別する――それは安倍政権の特徴の一つだった。敵と見なせば、ためらいなく批判を加える一方、身内への甘さがたびたび指摘された。社会に生まれた溝は深まり、いまも修復されずにいる。

 第2次安倍政権では曇りか晴…

この記事は有料会員記事です。残り642文字有料会員になると続きをお読みいただけます。