アジア系女性6人犠牲に 米連続銃撃 一夜明けた現場は

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アトランタ=藤原学思、ワシントン=園田耕司
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 米ジョージア州で3軒のマッサージ店が相次いで銃撃され、計8人が死亡した事件で、容疑者の動機に注目が集まっている。警察当局によると、「人種的な動機ではない」と供述しているが、犠牲者にはアジア系の女性6人が含まれていることもあり、当局は慎重に捜査を進めている。

 黒いすりガラスを隔てた店内の受付に、飲みかけのペットボトルが見えた。事件現場の一つとなったアトランタ郊外のマッサージ店は、事件から丸一日がたった17日夕には警察による規制が解かれ、店の前にぬいぐるみや花が置かれていた。ここで、4人の男女が凶弾に倒れた。

 近くに住む大学生のヘズース・エストリアさん(21)は「アジア系市民がこんな風に殺されるなんて。いつも通る場所で、混乱しているし、怒りが抑えられない」と語った。自らも祖父がフィリピン人のアジア系だ。

 米国では「マッサージ店」と看板を掲げ、性的サービスを提供する例もある。近くのたばこ店店員、タナー・アダムスさん(33)によると、この店でも女性が男性に性的サービスを提供していた。複数の従業員が同じバンに乗って出退勤し、顔を合わせた際には必ずあいさつをしてくれたという。「英語があまり堪能ではなかったが、みな笑顔を向けてくれた。残念だとしか言いようがない」

 捜査当局は17日、ロバート・アーロン・ロング容疑者(21)を殺人の罪で訴追した。当局によると、ロング容疑者は度々この店を訪れていたといい、「性依存症を抱えており、はけ口を断ち切りたかった」との趣旨の供述をしているという。ただ、当局は「ヘイトクライム憎悪犯罪)ではないと判断するのは時期尚早だ」として、動機を引き続き調べている。

 ロング容疑者は、最初の現場…

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