吹田や堺の繁華街に人流れる?大阪、解除後に続く感染増

有料会員記事新型コロナウイルス

森下裕介、田村建二
[PR]

 首都圏より先行して新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が解除された大阪の状況はどうか。新規感染者は宣言が解除された3月1日時点で56人だったのが、17日には147人。少しずつ増える傾向にある。府は18日夕に対策本部会議を開くが、飲食店などに対する営業時間の短縮要請の解除に踏み切れない見通しだ。

 吉村洋文知事は18日午前、記者団に「感染者数が少し増加傾向にある」と強調。21日を期限としていた午後9時までの時短要請を緩和せずに3月末まで延長する考えを示した。年度末に入社や異動で人の動きが活発化することや、変異株の拡大への懸念も示した。

 府内の新規感染者数は宣言解除後、おおむね60~80人ほどで推移していたが、9日には103人と初めて100人を超え、17日には147人に増えた。

 背景にあるのが大阪市外の感染者の増加だ。人口10万人あたりの新規感染者数は、3月1日までの1週間は大阪市内が9・23人、市外が3・83人と市内が上回っていたが、15日までの1週間では市内が7・74人、市外は7・24人と並んだ。宣言が解除されてから、大阪市外の感染者数が倍近く増えたことになる。

 府は時短要請が続く大阪市内から、先行して解除された吹田市や堺市といった周辺の繁華街に人が流れていると分析する。府の担当者は、「大阪市内はなんとか時短要請で抑えているが、市外は宣言解除による気の緩みで増加傾向にある」と警戒を強めている。

 大阪市内の繁華街の人出も増えており、大阪全体の感染者数の増加ペースは今後、加速していく可能性があるとの指摘もある。

 東京都医学総合研究所などが、通勤などの影響を除いた大阪市内の繁華街での夜間の滞留人口を携帯電話の位置情報をもとに解析したところ、3月13日の人出は2月6日と比べて約60%増えていた。過去のデータをみると、人流増加の3~4週間後に感染者の増加となって表れることが多いという。

 人出の増加は、宣言が解除さ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]