JR東海、8年ぶりベアゼロ回答 夏賞与は2.2カ月分

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 JR東海は18日、2021年春闘で賃金水準全体を引き上げるベースアップ(ベア)の実施を見送ると回答し、最大労組のJR東海ユニオンと妥結した。同社のベアゼロ回答は13年春闘以来8年ぶり。夏季手当(ボーナス)は2・2カ月分(前年は2・95カ月分)とした。

 夏のボーナスとしては89年(2・1カ月分)以来の低水準。JR東海ユニオンは今春闘で月1千円のベアとボーナス2・5カ月分を要求していた。昨年は月3千円のベアを要求し、会社側は800円を回答していた。

 同社はベアゼロの理由について「当社を取り巻く厳しい経営環境や世間相場などを総合的に勘案した」と説明。新型コロナウイルスの影響で東海道新幹線の乗客が激減し、21年3月期は2340億円の純損失を見込んでいる。