デパ地下グルメを自宅へお届け 西武や東急、松屋も

佐藤亜季
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 コロナ禍に伴う巣ごもり需要を踏まえ、デパ地下の総菜やスイーツを宅配するサービスが広がっている。店やジャンルを越え、さまざまな商品の注文をまとめて受ける。

 黒毛和牛の弁当に、中華の総菜、チーズケーキ、ワイン――。東京の西武池袋本店はデパ地下で扱う約80ブランド、250種類の宅配を2月から始めた。

 予約は、宅配サービスを手がける「出前館」を通じて受けている。1日平均で60件ほどの注文があり、弁当やサラダ、スイーツなどをまとめて注文する人が多い。総額1万円以上の注文も珍しくないという。

 対象エリアは池袋本店から約3キロメートル。注文を受けてから最短45分で届ける。税込み1500円から注文でき、送料は別途500円かかる。エリアについては利用状況をみて拡大を検討していく。

 そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・グループは宅配を強化中。いずれはセブン―イレブンやイトーヨーカ堂などの商品の注文もまとめて受けられる仕組みをめざす。

 東京・渋谷の東急百貨店は、先立つ昨年8月に総菜の宅配を開始した。好評を踏まえて、スイーツも扱い始めた。現在の対象は渋谷駅から4・5キロメートル。注文から1時間前後で届ける。

 松屋銀座は、デパ地下の生鮮食品の注文を電話で受け、タクシーで届けるサービスを昨年11月に始めた。東京23区が対象で、注文から最短2時間で届ける。新しい客層の開拓につながっているという。(佐藤亜季)