緊急事態、始まりも終わりも五輪 聖火リレー前に解除へ

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軽部理人
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 21日に解除されることが決まった、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言。首都圏4都県に2度目の宣言が出される大きな要因となったのが、今夏に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの存在だ。大会関係者の思惑通り、25日から始まる聖火リレー前に宣言解除にこぎ着けたが、増加の兆しが見え始めた感染者数が再びリバウンドすれば、大会開催そのものが危ぶまれる。

 「これ以上、緊急事態宣言を続けたところで、世間は『宣言慣れ』している。(聖火リレーが始まる)25日の前に宣言を解除することは理解できる」

 大会の開催都市である東京都菅義偉首相による宣言解除の表明を受け、関係者の一人はそう語った。コロナ禍の出口が見えない中、多くの大会関係者も「必ず五輪・パラを開催する」と意欲を見せ続ける。

 世界で猛威を振るったコロナが招いたのは、史上初の五輪延期という事態だった。それでも中止という選択肢を選ばなかったのは、安倍晋三首相(当時)と小池百合子都知事が、大会をコロナ禍で痛んだ景気浮揚策として位置づけることで一致したからだ。

 2度目の緊急事態宣言をもた…

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