ココアシガレット、愛され70年 禁煙意識を逆手にPR

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森直由
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 子どものころ一度は手にした、たばこの形をしたココア味の細長い砂糖菓子。「ココアシガレット」が今年で発売70年を迎えた。今年3月には人気シンガー・ソングライターのSNSへの投稿がきっかけで関連商品が生まれるなど、人気の火はまだ消えそうにない。(森直由)

 「懐かしい!」「お父さんのまねしてよくやったな」「子供の頃、よく駄菓子屋さんで買いました」

 兵庫県西宮市出身の人気シンガー・ソングライター、あいみょんさんが2019年2月、ココアシガレットを右手の人さし指と中指で挟み、たばこを吸っているようなポーズの写真をインスタグラムに投稿したところ、こんなコメントが次々寄せられた。「いいね」は16万件以上。ココアシガレットは、一時在庫切れになるほどに。

 製造販売している1948年創業の子ども菓子専門メーカー「オリオン」(大阪市淀川区)は商機と見て、ココアシガレットのブランド化を目指し、スマホケースなどの関連グッズを企画。さらにSNSでココアシガレットを知った若い世代も狙ってアイスクリームなどを製造販売する「セリア・ロイル」(本社・福岡県朝倉市)と共同開発したのが、今年3月から関西地方のスーパーなどで発売したアイスバーだ。

 チョコアイスの中にココアシガレットの細かい粒を混ぜ込み、バナナ風味のアイスで包んだ。税別110円で、4月下旬からの全国販売も計画している。同社は、「いつか世の中からたばこがなくなったとしても、ココアシガレットを100年以上売り続けたい」としている。

 オリオンは駄菓子屋で長年親しまれている缶入り清涼飲料水を模したラムネ菓子や「梅ミンツ」など、1千種類以上の菓子を世に送り出してきた老舗だ。

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