魔法のアイススプーン開発 あの「カチカチ」に出会って

有料会員記事

近藤郷平
【動画】カチカチのアイスクリームを滑らかに溶かすという「魔法のスプーン」=近藤郷平撮影
[PR]

 カチカチに冷えたアイスクリームにも、このスプーンは滑らかに入っていく。素材は金属ではなく、航空宇宙業界で用いられている。逆風のなか、新事業の模索を続けていた中小の金属部品メーカーが開発した、人呼んで「魔法のようなアイスクリームスプーン」。あの「カチカチ」が誕生のきっかけだ。

 岐阜県東部の中津川市にある鈴木工業で、「魔法」の力を体感した。

 スプーンは、指先でちょんとつまめるサイズで、長さ11センチ、幅2・15センチ、厚さ2ミリ。重さは6グラム。凍った板状の氷に、同社が手がける「WARM TECH SPOON」を挿すと、氷が溶け先端が滑らかに入っていった。

手のぬくもりで滑らかに溶ける

 このスプーンは、炭素繊維強…

この記事は有料会員記事です。残り1347文字有料会員になると続きをお読みいただけます。