「容姿いじり、もう笑えない」受け手の変化、作り手超す

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聞き手・伊木緑
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 東京五輪パラリンピックの開閉会式の演出を統括していた佐々木宏氏が、タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージを演出チーム内に送っていたことを謝罪し、辞任しました。テレビのバラエティー番組で頻繁に目にしてきた「容姿いじり」はどう変化しているのでしょうか。元テレビプロデューサーでメディア文化評論家の碓井広義さんに聞きました。

     ◇

 テレビで女性の容姿がいじられるようになったのは1980年代。当時大ブレークしていたビートたけしさんらが中心だったように思います。

 女性を「ブス」といじったり、お年寄りをからかったり。それまで笑いの世界がネタにしてこなかったタブーに挑戦する、という試みがウケた。お笑い芸の中でなら容姿などをいじっていいというコンセンサスが生まれました。

 男性中心のお笑い界において…

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