佐賀市、自虐逆手にPR 動画の舞台は「なんもな課」

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 佐賀でよく聞く、「佐賀はなんもなか(何もない)」。そんな自虐を逆手に取った動画を佐賀市がつくり、3日からネットで公開し始めた。移住を希望する若い人たちに向けたPR動画で、シリーズの再生回数は計約20万回にのぼる。

 舞台は、市役所に設立された部署「なんもな課」。役目は「移住促進がブームになりつつある昨今、住民にとって住みやすい佐賀を守るため、市には何も無いことをアピール、移住を食い止める」だ。

 いずれも1分半程度の動画で、「日常」「グルメ」「子育て」「仕事」の4編にわたり、おいしい食べ物や子育て環境のほか、「博多まで電車で約40分」などと紹介。課長は「佐賀にはな~んもなかですよ!」と必死の形相で訴え、良さを隠そうとするが……。

 民間コンサルタント会社「ブランド総合研究所」(東京)が実施する「地域ブランド調査」の「魅力度ランキング」。佐賀県は2020年、全47都道府県中45位だった。19年は46位と、毎回低迷している。

 一方、地方への移住希望者を支援する認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)の「移住希望地ランキング」では19年、8位だった。特に20代以下では3位、30代でも5位だった。

 市シティプロモーション室の担当者は「県民は控えめであまり自慢しないが、佐賀はのどかで温泉もあり、食べ物もおいしく、魅力にあふれていることを知ってほしい」と話す。動画は市のHP(https://www.city.saga.lg.jp/promotion/main/987.html別ウインドウで開きます)、ユーチューブで視聴できる。