ビニールハウスにいたずら?電源落ち巨峰の木全て枯れる

玉木祥子
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 山梨県笛吹市のブドウ農家が、ビニールハウスに設置した温度管理のための電源を何者かに落とされ、巨峰の木が枯れる被害に遭っていたことがわかった。相談を受けた笛吹署は悪質ないたずらの可能性があるとみて捜査し、パトロールを強化している。

 被害に遭ったのは笛吹市一宮町の雨宮保夫さん(72)。夫婦で巨峰、シャインマスカットをビニールハウスで育てている。

 15日正午ごろ、雨宮さんが巨峰のビニールハウス(約12アール)に来ると、温度を管理する電源が落ちていた。室内は高温になっていて、24本あった巨峰の木が全て枯れていたという。

 前日の14日午後6時ごろ消毒作業をしたときに異常はなかったが、ハウスの鍵をかけ忘れてしまっていたという。

 機械メーカーが故障ではないことを確認。メーターなどから、電源が落ちたのは14日午後7時半から9時の間とみられ、夜間に侵入した何者かが電源を故意に落としたとみられている。

 巨峰の木は花が咲き始め、房づくりの作業を終えたばかりで、6月中旬に収穫予定だったという。

 巨峰は苗木から出荷できる大きさの実がなるまで5年ほどかかるといい、「5年分の売上額は少なくとも2千万円。これがゼロになった。手間ひまかけて育ててきたので、本当に悔しい」と話す。(玉木祥子)