天理エース、苦しみながら161球完投「うまくギアを」

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(20日、選抜高校野球 天理7―1宮崎商)

 天理のエース達(たつ)孝太は苦しみながら161球で完投し、初戦突破に貢献した。右腕はフォークを得意とするが、序盤から制球しきれない。そこで三回以降は直球でカウントを取る投球に切り替えた。八回に1死から、安打と三塁打でこの試合初めて失点したものの、そこでも相手の4、5番打者を連続三振で締めた。落ち着いた投球に「走者を背負ってからうまくギアを上げて投げられた」と振り返った。

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 宮崎商・中村碧人(あおと)遊撃手(3年)は193センチ右腕の天理・達から八回に適時三塁打。マシンを160キロに設定したり、打撃投手に台の上から投げてもらったりして対策を立てた。「手が長くて、角度も結構あったけど、高さをつけて打撃をしていたので、見た感じはそんなに。直球を張って、いい感じでタイミングも合って打てた」

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 ○達(天) 完投で初戦突破に貢献。「調子が悪く、三振を奪いにいくより、打たせていった。走者を背負ってからうまくギアを上げて投げられた」

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 ○中村監督(天) 「達は粘ってくれた。先制打の木下は思い切りいい打者。期待に応えてくれるうれしい一打でした」