にぎわいと防災拠点期待 JR熊本駅前の広場完成

白石昌幸
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 熊本市JR九州が整備を進めてきたJR熊本駅白川口(同市西区)の駅前広場が完成した。20日の記念式典には、大西一史・熊本市長や蒲島郁夫知事、JR九州の青柳俊彦社長ら関係者が出席。熊本地震からの復興が進む熊本の玄関口として、にぎわい創出と防災拠点の役割が期待される。

 駅前広場の面積は約1万8千平方メートルで、事業費は約96億円。雨や日差しを遮る細長い屋根が長さ590メートル、約3800平方メートルにわたって設置された。市電やバスへ乗り換える際には、雨にぬれずに移動できる。市電電停との横断帯もつくり、市電と広場をスムーズに移動できるようにした。

 オープンスペースは通常はイベントなどでにぎわいを創出し、災害時は帰宅困難者の一時避難所、ボランティアセンターなど復旧復興の拠点として活用する。断水時には生活用水として地下水を利用できる「手押しポンプ」も備えた。

 式典で大西市長は「熊本地震の経験を踏まえた防災機能の強化と交通結節機能の向上を図る整備をした。来月の熊本城天守閣内部の特別公開など、新たな拠点との相乗効果で中心市街地全体のにぎわいを創出していく」とあいさつした。(白石昌幸)