大関覇気ない春場所、盛り上げる高安 熱戦制す我慢強さ

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 大相撲春場所(東京・国技館)7日目の20日、3大関のうち勝ったのは正代のみ。朝乃山は2敗目、貴景勝は3敗目を喫した。大関復帰をめざす関脇照ノ富士が小結御嶽海を圧倒し、6勝目。長い相撲を制した小結高安、平幕千代の国も1敗を守った。関脇隆の勝、平幕妙義龍は2敗に後退。

 高安が我慢の相撲で1敗を守った。

 宝富士との一番は、右四つ、左四つと組みながら互いに上手を探り合う長い展開になった。先に上手を許したものの、半身で耐え、上手を切ったところで攻めに転じた。最後は右からの上手出し投げで相手を土俵にはいつくばらせて、3分近い熱戦を制した。

 藤島審判長(元大関武双山)は「体が動いている。気持ちも前向きじゃないかな」。中日は同じく元大関で、首位を並走する照ノ富士との一番に臨む。横綱が不在となり、大関陣もいまいち覇気がない場所を、盛り上げている。

 ○千代大龍 地元が近く、小学校の時から知る3学年下の剣翔が相手。「雨の日も風の日も大雪の日も道場で一緒だった。かわいがっていたし、やりづらいっていうのはありますね」。また、特徴的だった長いもみあげを場所前にそったといい、「結構伸びちゃって、ちょっと汚いかなと。少しはきれいになるかなと思って」。

 ●貴景勝 3敗目に「明日切り替えてやるしかない」。しっくり来ないか、と問われると「そんなことはないです」。

 ○大栄翔 前半戦を2勝で終え、「自分の中では(優勝した先場所と)同じ気持ちでやっているんですけど、相撲に出てしまっているんで、まだまだ自分の弱い部分だと思います」。

 ○霧馬山 朝乃山に初勝利。「うれしかったです。緊張がなかったのが良かったです」

 ○正代 連敗を3で止めたものの、ドタバタした内容に「自分の形に入れていないというか、そこが気になりますね」。

 ○若隆景 会心の相撲で好調の妙義龍に土をつける。「勝つときは自分のいい相撲をとれている」

 ○明生 前日に続いて大関を破る。「(この日破った)貴景勝関に限らず、みんなに対して追いつき、追い抜きたい」