オーロラとクジラで幸せな私 「人生終わった」思っても

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足立菜摘
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 極北の空にたなびくオーロラ、大海原をはねて行き交うザトウクジラ、原野を埋め尽くすカリブーの群れ――。松山市の写真家・松本紀生さん(49)は20年以上前から、1年の半分近くをアラスカで過ごし、躍動する大自然にカメラを向けてきた。新型コロナウイルスの影響で渡米できない日々が続く中、アラスカでの活動にかける思いを聞いた。

 ――アラスカに通い始めて20年以上が経ちます

 毎年夏と冬、それぞれ3カ月ほどをアラスカで過ごします。冬は氷河の上のかまくらでキャンプしながらオーロラを、夏は島や北極圏でクジラやクマ、ムースなどを狙います。

 ――きっかけは?

 大学生の時、何か一生かけて取り組めるものを見つけたいと熱望していたんです。その時、本屋で偶然目にしたのが、アラスカで活動していた写真家・星野道夫さんの撮影記。この本が僕とアラスカをつないでくれました。大学をやめ、英語を勉強して、1年ほどでアラスカに渡りました。

 ――極寒の冬のキャンプで、シャッターチャンスはどのくらいありますか

 50日くらいキャンプして、本当に人に見せられるようなオーロラが撮れるのは3日くらい。何も撮れない時もあります。昨冬は後者でした。

 でも、不思議とそんなに落胆…

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