二階派の「拡大路線」、党内に火種 自民2年ぶり党大会

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大久保貴裕、野平悠一
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 自民党は21日、東京都内のホテルで党大会を開いた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止しており、2年ぶりの開催となった。菅義偉首相(党総裁)は、新型コロナ対応について「一日も早く収束させる」と強調。次期衆院選に向け、党内の結束を呼びかけた。

 首相は演説で、同日までで首都圏1都3県の緊急事態宣言が解除されることに触れ、「一進一退はあっても、必ず先に明かりが見えてくる。この新型コロナの難局を何としても乗り越えていきたい」と強調した。

 25日には聖火リレーが福島からスタートすることを紹介し、「感染対策を万全にし、人類が新型コロナに打ち勝った証しとなる大会にしたい」と、東京五輪・パラリンピックの開催に改めて意欲を示した。

 衆院・解散総選挙をめぐっては「どんなに遅くとも秋までには総選挙がある。私はその先頭に立って戦い抜く決意だ」と述べた。

 また、来月前半に予定している訪米で、バイデン大統領と就任後初となる対面の首脳会談を行うことに触れ、「バイデン政権が我が国との関係を極めて重視している証しだ」。新型コロナ対策や気候変動問題、対中政策、拉致問題などについて米国との連携と協力を確認する考えを示した。

 憲法改正についても言及し、今国会で「何らかの結論を得ることで(野党側と)合意している」としたうえで、「我が党の党是。その手続きを定める国民投票法改正案の成立をめざしたい」と語った。

 来賓として参加した公明党山口那津男代表は「選挙協力をしっかり行って、最大の成果を生み出すことが連立を組む自公の責任だ」と述べた。

4月解散の可能性、相次ぐ発言

 菅首相は党大会で次期衆院選に向けて挙党態勢を呼びかけたものの、足元の党内には火種を多く抱える。

 派閥間などの調整が必要な小…

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