ルネサス火災、工場再開には1カ月 自動車生産に影響

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鈴木康朗、神沢和敬
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 半導体大手ルネサスエレクトロニクスは21日、記者会見を開き、主力の那珂工場(茨城県ひたちなか市)で19日に火災が起きて生産ラインの一部が止まり、再開には早くても1カ月はかかる見通しだと発表した。生産設備に被害が出た。生産が止まった製品の6割超が、世界的に不足している自動車向けの半導体だという。自動車の生産に影響が及ぶのは必至だ。

 同社によると、2棟ある生産棟のうち主力の生産ラインがある建物の1階で19日午前2時47分ごろ、装置から白煙があがっているのを従業員が発見し、消防に通報。同日午前8時12分ごろに鎮火した。従業員にけがはなかった。

 現場検証の結果、火元は半導体にめっきを施す装置で、過電流の発生が原因とみられる。精密な工程を担う1階のクリーンルーム約1万2千平方メートルのうち約600平方メートルが焼け、建物内にある製造装置の2%にあたる11台が焼損した。

 柴田英利社長は21日の記者会見で「皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げる」と陳謝。「なんとか1カ月以内での生産再開にたどりつきたい」とした。焼損した製造装置を買い替えるため、入手が遅れれば再開が後ずれする可能性もある。

 火災があった生産棟では同社…

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