料理中に震度5強、滑る鍋・火災の不安…そのとき記者は

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岡本進
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 宮城県石巻市は、20日午後6時過ぎの地震で震度5強に見舞われた。朝日新聞石巻支局は、海から800メートルほどの低地にある。いざというときは、すぐに逃げようと決めてはいるものの、避難の難しさを実感した夜だった。

 地震が起きたとき、単身の記者は、支局兼自宅の2階の台所でシチューを作っていた。ドーンと沈むような揺れがあり、すぐに火を消した。だが、直後の激しい横揺れで鍋がコンロから滑り落ちそうになる。慌てて手で押さえた。

 作り始めだったので手でさわれたが、熱ければ無理で鍋ごと床に落ちていた。ラックに置いてあるテレビも飛び出そうになったが、四隅の柱にガシャーンとぶつかり、倒れずにすんだ。先月13日の地震でこの付近は震度5弱。「5強」と「5弱」の揺れの大きさがこうも違うのかと驚いた。

 1分近く、両手で鍋を押さえ続けた。シチューではなく天ぷらだったら、コンロをもう一つ使っていたら……。地震後に火災が起きるというのは、こういうことなのかと、ぞっとした。

 揺れがおさまると、近くの防…

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