北海道史上3人目の女性首長、村長では初 留寿都村長選

佐久間泰雄、松尾一郎
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 北海道留寿都村長選は21日投開票され、無所属新顔の前村議、佐藤ひさ子氏(62)が、無所属現職の場谷常八氏(71)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は1479人、投票率は81・74%(前回71・99%)。道内の女性首長は高橋はるみ・前北海道知事(2019年退任)、川野恵子・前東神楽町長(12年退任)に続いて3人目。村長では初めてとなる。確定得票数は佐藤氏が760、場谷氏が432。

 佐藤氏は、村職員としての行政経験と村政刷新を訴え支持を増やした。村の基盤となる観光業と農畜産業のブランド化などを公約に掲げた。

 佐藤氏は初当選を受け、「夢の中の気分です。後悔のないよう自分の人生をかけて立候補した。村長として留寿都村をリードしていきたい。未来につながる村づくり、ふる里づくり。子どもや孫に誇れる村政をつくっていきたい」と抱負を述べた。

 場谷氏は、雇用創出風力発電事業など2期8年の実績を訴えたが、及ばなかった。

 村議補選(被選挙数1)も同日投開票された。

 留寿都村は北海道中央部にあり、洞爺湖町に隣接している山あいの村。人口約1900人、面積約119平方キロメートル。村のウェブサイトによると、村名はアイヌ語の「ル・スツ」(道が山のふもとにあるという意味)から名付けられたという。スキー場や遊園地、ゴルフ場があり、ルスツリゾートの名で広く知られている。

 コロナ禍前の2019年度の観光客数(入り込み総数)は137万人。観光業以外にも、歴史的には農業や畜産業が盛んな土地柄として知られている。(佐久間泰雄、松尾一郎