ヤクルト奥川、151キロ直球でつかんだ開幕ローテ入り
藤田絢子
開幕の先発ローテーション入りがかかった西武戦で、ヤクルトスワローズの2年目奥川恭伸は、前回登板とは別人のようだった。
前の試合の直球は、シュート回転して真ん中に集まり、最速147キロだった。この日は伸びとキレがあり、最速は151キロに。「フォームのバランスを意識するため、登板までに2回ブルペンに入って調子を上げてきた。気持ちよく腕が振れた」。二回には通算424本塁打の中村剛也を150キロ直球で空振り三振。中村を含め、三回にかけて3者連続空振り三振を奪った。
2巡目からは落差のあるフォークやスライダーを多めに。「真っすぐに強く、振りが強いのが西武打線。ちょっとタイミングを変えていこうかなと」
2019年に夏の甲子園で石…