シンプルで不親切な楽譜の奥に…小曽根真のモーツァルト

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定塚遼
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 ピアニスト・小曽根真が、少年時代に一度は拒んだクラシック音楽に再び出会い、のめりこんだのは、40を少し過ぎた頃。以来18年間、ジャズとクラシックの海を行き来しながら活動を続けてきた。還暦を迎え、3日に発売したクラシックとジャズの2枚組みアルバム「OZONE 60」には、小曽根の集大成ともいえるボーダーレスな楽曲が詰まっている。

写真・図版
小曽根真=工藤隆太郎撮影

 「どうして音楽を文字(譜面)に起こさないといけないんだろう」「昔は、譜面通り弾くことが、他人の言葉をしゃべるみたいで抵抗があった」。若き日にクラシックから離れた小曽根は、長い時を経て、2003年にイベントでモーツァルトの曲を演奏することになったことをきっかけに、その世界に強く引かれていった。

 「理屈じゃなく、すごく感激して涙が出ちゃった。ずっと昔に書かれたものだけど、聴いている人間のことをわかって書いてるということが伝わってきた」

 再びクラシックの世界に足を…

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