文科省汚職公判、元局長次男「裏口入学と言われ悔しい」

根津弥
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 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、東京医科大に次男を合格させてもらったとして受託収賄の罪に問われた同省の元科学技術・学術政策局長・佐野太被告(61)ら4人の公判が22日、東京地裁であった。佐野被告の次男が出廷し、「加点がなくても合格したのに、裏口入学と言われ悔しい。受験で優遇されたと父から聞いたことはなく、父の潔白を信じている」と証言した。

 同大医学部に現在も在学する次男は、2018年の入試で10点加点されたことを「全く知らなかった」と主張。「事件後はSNSでの誹謗(ひぼう)中傷に耐えてきた。裁判で真実が明らかになることを願う」と述べた。

 同大の調査報告書は、次男について、加点の優遇がなくても合格した可能性があると指摘している。(根津弥)