• アピタル

コロナ母子感染か、国内初確認 赤ちゃんの健康問題なし

新型コロナウイルス

市野塊
[PR]

 新型コロナウイルスに感染した妊婦から、おなかの赤ちゃんに感染する母子感染とみられる事例が国内で初めて確認された。日本小児科学会が22日、公表した。赤ちゃんの健康状態に問題はなかったという。

 学会の報告によると、全国1124カ所の小児科がある分娩(ぶんべん)施設からアンケートの回答を得た。昨年8月末までに31施設で感染が確認された妊婦52人の分娩があり、52人の赤ちゃんが生まれた。このうち1人が出産後に数時間以内のPCR検査で陽性だった。出産直後から母子が接触しないように対策したうえで、鼻の奥の検体を採取したという。

 海外の論文では、すでに赤ちゃんに母子感染したという報告がある。また、妊婦の胎盤やへその緒からウイルスが検出されたという報告があり、母子感染が起こる可能性は以前から指摘されていた。

 調査を実施した日本大学の森岡一朗主任教授(新生児学)は、「今回の調査では、新型コロナに感染した妊婦の受け入れ態勢がきちんととれていることもわかった。海外の報告を見ても、母子感染の頻度や新生児の重症度は高くなく、過度な心配の必要はないが、妊婦には基本的な感染対策をとってほしい」と話す。(市野塊)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]