これが1万8千年前の音色 フランスで発見のホラ貝

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勝田敏彦
【動画】フランスで見つかった1万8千年前の楽器 その音色は?
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 フランスで見つかった1万8千年前のホラ貝の貝殻が、人為的に加工された楽器だったことがわかった。管楽器の演奏家が吹くと、古代の音色を響かせることができた。フランス・トゥールーズ大などの研究チームが米科学誌サイエンス・アドバンシズに論文を発表した。

 ホラ貝は大きな巻き貝で、加工した貝殻が世界各地でラッパのように使われている。日本の山伏が持つホラ貝も知られている。今回、新たに見つかった貝の特徴も、後世のホラ貝楽器に通じるものがあった。

 楽器とわかったのは高さ31センチ、幅18センチの貝殻。フランス南部ピレネー山脈近くの洞窟の入り口付近で1931年に見つかった。洞窟には旧石器時代後期のものとみられる壁画も残っていた。

 この貝は最近まで、自然の姿のままと考えられてきたが、研究チームが形状を改めて詳細に調べたところ、開口部付近がたたき割られて整形され、とがった先端部も割れてなくなっていることがわかった。先端部には茶色い物質が残っていた。

 先端部は特に硬く、自然に割れたとは考えにくいことや、茶色い物質は吹き口(マウスピース)を接着するロウなどの有機物の跡とみられることなどから、チームはこのホラ貝を人為的に加工された旧石器時代の楽器と判断した。

 チームは楽器として使えるか…

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