• アピタル

マスク姿少ないスウェーデン フィギュア会場は陸の孤島

有料会員記事

角野貴之、下司佳代子
[PR]

 フィギュアスケートの世界選手権開幕を24日にひかえ、開催地スウェーデンでは新型コロナウイルス感染拡大の「第3波」が懸念されている。コロナ禍でのロックダウン都市封鎖)を避けるなど、今まで「緩め」の対策から徐々に規制を強めている。SNSでは参加選手の安否を気遣う声もあがる。日本からは羽生結弦選手、紀平梨花選手らが出場を予定している。21日、記者が現地を歩いた。

 会場のエリクソングローブは、ストックホルム中央駅から車で南へ約10分に位置する。会場は選手のホテルと直結した構造だ。外界を遮断して特定の人のみ内側で活動できる「バブル方式」を用い、無観客での大会となる。周囲はショッピングセンターやアリーナがあるものの、コロナ禍で閑散としており、「陸の孤島」の様相だった。

 人出の少なさはストックホルムの別地域も同じだ。観光地ガムラスタンで約20年間、カフェを営むアイディン・シャロさん(55)は「客は8割以上減った。店を閉めたいけれど、長く勤めた従業員を辞めさせることはしたくない」。当局の求めに、閉店を早めたり、テーブルに×印をつけて客同士の間隔を空けたりしていた。

 規制の強化は各店舗の玄関にも見て取れた。一度に入れる客数を示す貼り紙や看板があった。今年1月、客1人あたり10平方メートルの面積を確保することが義務づけられている。

 日本との違いが際立つのは、マスク姿の歩行者が少ないこと。ただし、場面に応じてこまめに着脱する人は多い。夫とのみの市に来ていたカタリーナ・オウ・コフェさん(57)は「人混み、それと交通機関を使うときは必ずしている」とバッグから取り出した。フェースシールドを併せ持つ妊婦もいた。

 大会では選手、スタッフ、メディアを含めて相当数がスウェーデンに入国した。受け入れる側の住民としてどう思うかを聞いてみた。コロナ対応の集中治療室で働く看護師マリヤ・シルケイネンさん(60)は「PCR検査とか自主隔離とかをきちんとできているならばいいと思う。けれど大会中、どうやって選手や大会に参加する人たちの間隔を空けるのかしら」。

■近隣国と違って日常に近い生…

この記事は有料会員記事です。残り582文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

フィギュアスケート特集

フィギュアスケート特集

女子は若手の台頭が目立った今季のフィギュアスケートを振り返ります[記事一覧へ]