イエメン内戦 サウジがフーシに停戦案 合意は見通せず

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ドバイ=伊藤喜之
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 中東イエメンの内戦をめぐり、ハディ暫定政権の後ろ盾として軍事介入を続けてきたサウジアラビアは22日、反政府武装組織フーシに対する停戦案を示した。サウジの国営通信が報じた。内戦終結を求めているバイデン米政権の意向に沿った形だが、フーシ側は「新しいものは何もない」などと反発しており、合意にいたるかは不透明だ。

 国営通信によると、サウジ外務省が発表した停戦案は「イエメンの人々の苦しみを終わらせる」などとして、国連の監督下でのイエメン全土での停戦を提案。紅海に面したホデイダ港と首都サヌアの国際空港の封鎖解除も盛り込んだ。いずれもフーシ側支配地域にあるが、サウジなどの有志連合軍が包囲しており、事実上の封鎖状態にある。

 国連によると、イエメン国内では2015年から続く内戦で人口の約半分の約1600万人が飢餓の瀬戸際にいるとされるが、物流の停滞から特にフーシ支配地域に支援物資が行き渡らないことが問題になっていた。

 バイデン米政権は内戦を「人…

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