阪神の優勝に欠かせない条件とは 順位予想セ・リーグ編

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セ展望:王者・巨人と戦力増した阪神の一騎打ち

 リーグ3連覇を狙う巨人を止められるとしたら、阪神だろう。二つの条件をクリアすれば、終盤までもつれる可能性がある。

 巨人の選手層は大リーグ移籍を望んだ菅野智之の残留、フリーエージェント梶谷隆幸、井納翔一の獲得でさらに厚くなった。経験値の高さも含め、優勝候補の筆頭だ。しかし、オープン戦1位の阪神も引けを取らない。

 12球団最多の6本塁打を放ったドラフト1位新人の佐藤輝明(近大)が目立つ中で、矢野燿大(あきひろ)監督が「うちの一番の強み」と語るのが救援陣だ。オープン戦の救援防御率は1・47。ロベルト・スアレス、岩崎優(すぐる)の勝ちパターン以外にもドラフト8位新人の石井大智(四国IL・高知)、前ソフトバンクの加治屋蓮、復調した桑原謙太朗、小野泰己ら力のある投手がそろう。

 その阪神が満たすべき条件とは「スタートダッシュ」と「巨人戦の勝率5割以上」だ。

 2位にこそ入ったが、コロナ禍で120試合制に短縮された昨季はいずれも失敗した。巨人に開幕3連敗するなど最初の12試合が2勝10敗。巨人との3連戦では先発捕手を日替わりで起用するなど、ベンチが動いて失敗した。この間、巨人は8勝3敗1分けで走った。

 今年の阪神はオープン戦で証明した選手層を生かし、どっしり構えて戦えばいい。大半の新外国人が来日できていないなか、打線に3年目のジェフリー・マルテ、2年目のジェリー・サンズがいる点は阪神には有利。だからこそ序盤戦で先行したい。

 苦手意識の克服も必須だ。昨季、巨人には8勝16敗で9年連続で負け越した。今年は4月に直接対決が6試合ある。ここにエース西勇輝をぶつける算段だけに、五分以上で渡り合えれば面白い。

拡大する写真・図版昨季、セ・リーグ2連覇を果たした巨人。3連覇を阻むのはどの球団か=2020年10月30日、東京ドーム

 この2球団に続く3番手には、広島を推す。5位だった昨季も総得点、チーム打率はリーグ2位。救援陣が弱点だった。右ひざを手術したヘロニモ・フランスアの離脱は誤算だが、ドラフト1位新人の栗林良吏(りょうじ)(トヨタ自動車)を抑えに据え、2位森浦大輔(天理大)、3位大道温貴(はるき)(八戸学院大)も中継ぎで即戦力になりそう。機能すれば3年ぶりのAクラスが見える。新外国人のケビン・クロンが早々と来日し、打率1割未満ながらオープン戦で経験を積めたこともプラスだろう。

 昨季3位の中日は大きな上積みがなく、シーズン10完投で沢村賞に輝いた大野雄大のフル回転が今季も不可欠。外野手で初の開幕戦先発出場をうかがう3年目の根尾昂(あきら)らが勢いをもたらせるか。

 DeNAは全外国人が不在だ。中心打者のネフタリ・ソトとタイラー・オースティンが合流するまでがまずは正念場。攻撃力が大きく落ちる分、元抑えの山崎康晃の復調がカギを握る。

 2年連続最下位のヤクルトはすでに先発陣の枚数に不安を抱えるなど、今季も苦戦が予想される。頼みは打線。4番村上宗隆がマークされる分、前ソフトバンクの内川聖一が5番で存在感を発揮できるか。勝者のメンタリティーを持つ38歳の影響力にも期待したい。伊藤雅哉

ここからは、セ・リーグの球団担当による順位予想。6人とも違う並びになりました。予想理由やポイントも紹介!

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