メダリストのパレード、代替案を検討へ 東京五輪・パラ
日本オリンピック委員会(JOC)は23日に理事会を開き、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック終了後に東京都内で予定していたメダリストパレードの代替案を検討することを決めた。
籾井圭子常務理事は「パレードは密になるので、今まで通り人が集まる前提でパレードを想定するのは難しい。国民に対してオリンピック、パラリンピックの報告をする別の場を、何かしら考えたい」と話した。
2016年10月には、リオデジャネイロ五輪、パラリンピックのメダリストによる合同パレードが東京都内で行われ、約80万人(主催者発表)の観衆が集まっていた。
東京大会前に予定していた一般観客を入れた日本選手団の壮行会についても籾井常務理事は、「工夫しながら、きちんと選手団を応援したい。社会にエネルギーを届けたいという思いもある」。オンラインなどを活用しながら、別な形を検討するとしている。(塩谷耕吾)