中部電、2030年のCO2排出量半減 50年にはゼロ

竹山栄太郎
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 中部電力は23日、2030年までに、顧客に売る電気をつくる際に発生する二酸化炭素(CO2)排出量について、13年度(約6500万トン)比で50%以上、削減する方針を発表した。さらに、50年までに事業全体の排出量を実質ゼロにする。50年に温室効果ガス排出を実質ゼロにする政府目標をふまえ、脱炭素化を加速させる。

 「ゼロエミチャレンジ2050」として、取り組むべき内容をまとめた。再生可能エネルギーの導入拡大に加え、蓄電池や水素などの次世代技術を実用化させる。また、30年までに工事用の特殊車両などを除く社有車をすべて、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車にする。浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)については、「安全確保と地域の理解を前提に活用する」とした。

 林欣吾社長は「今回の目標はきわめてチャレンジングであり、イノベーション(技術革新)や環境整備も含め、あらゆる手段を総動員して取り組むべき最重要課題だ」とした一方、原発については「脱炭素社会の実現に向けて、発電時にCO2を排出しない原子力発電が果たす役割は大きい」と述べた。(竹山栄太郎)