耐えた、粘った志摩ノ海 右差し許さず、照ノ富士破る

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 大相撲春場所(東京・国技館)10日目の23日、小結高安が大関貴景勝を破り、1敗を守った。大関復帰がかかる関脇照ノ富士と平幕千代の国が敗れたため、2敗力士が消えた。残る2大関は朝乃山が関脇隆の勝を下して3敗を守り、正代は5勝目。先場所優勝の小結大栄翔は4連勝で星を五分に戻した。

志摩ノ海「我慢できたのがよかった」

 志摩ノ海の照ノ富士対策が的中した。

 立ち合いから左脇をぎゅっと締めてぶつかった。「右を差してくるイメージがあったので、左を固めて、それだけに集中していこうと思った」と志摩ノ海。体格で13センチ上回る相手に得意の右差しを許さず、耐えた。

 徐々に強引になる照ノ富士。圧力で土俵際まで追いやられたが、低い姿勢を維持して粘った。相手の攻めが雑になってきたところを、左から突き落とし。「我慢、我慢。脇を締めて我慢できたのがよかった」と振り返った。

 大関復帰がかかる照ノ富士にとっては痛い黒星。勝ち越しを決められず、優勝争いも一歩後退。珍しく、取材に応じなかった。

 ○大栄翔 「(星を)五分に戻せたので、明日から初日だと思って、気合を入れてやっていきたい」

 ●貴景勝 高安の連勝を止められず、「(敗因は)挙げたらいろいろありますけど、勝たなきゃダメ。負けたってことは、ダメなところがあったから」。

 ○正代 5勝目にも首をひねる。「思い切り踏み込んでいるつもりでも、相手に勢いが伝わっていない感覚。うーん」