対中制裁、結束取り戻した欧米 日本は「深刻に懸念」

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ブリュッセル=青田秀樹、ワシントン=大島隆 北京=高田正幸、モスクワ=石橋亮介 安倍龍太郎
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 中国でウイグル族への迫害が続いているとして米国、欧州連合(EU)、英国、カナダが22日、一斉に対中国制裁を発動した。米バイデン政権の誕生で結束を取り戻した欧米諸国は、安全保障でも対中連携を深める。中国は鋭く反応し、ロシアなどとの協調を強めつつ、外交攻勢で対抗する構えだ。

 「連携はパーフェクトだった」。1989年の天安門事件以来となる中国当局への制裁で先陣を切ったEUのボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)は、22日夕の記者会見で、こう強調した。

 中国の当局者ら4人と、ウイグル族の人たちの「収容施設」を管理する公安当局の組織を対象に、EU域内の資産凍結やEUへの渡航を禁じる措置に、米英カナダが同じ内容で続いた。3カ国は共同声明で「我々は結束して、ウイグル族など少数民族への抑圧をすぐに停止するよう中国政府に要求する」とした。

 オーストラリアニュージーランドの両外相も呼応し、23日に共同声明を出し、「措置(制裁)を歓迎し、深い懸念を共有する。中国に(問題を現地で調べる)国連の専門家や独立したオブザーバーのアクセスを認めるよう求める」と支持を表明した。

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