原発避難、1人で卒業「学校、少しも寂しくなかった」

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力丸祥子
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 東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域になった福島県の浪江(なみえ)町立津島小学校がこの春に休校する。23日に避難先の同県二本松市の仮校舎で唯一の在校生の卒業式があった。事故から10年が過ぎ、戻れない故郷とのつながりが一つまた消える。

 「1人だけの学校生活でも、少しも寂しいと思わなかった。みなさんが応援し、見守ってくれたおかげです」。6年生の須藤嘉人(よしと)君(12)が紅白幕で飾られた多目的ホールの壇上であいさつをすると、先生や地域の人たち約30人が拍手をし、目を細めた。

 津島小は震災前、福島第一原…

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