Vリーグを良くしたい プロとして、柳田将洋は思索する

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構成・木村健一
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 スポーツビジネスにも興味を持つバレーボール日本代表の柳田将洋(28)=サントリーサンバーズ=には、話を聴きたい人がいた。プロバスケットボールBリーグの成功の理由を描いた「稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである」の著者で、リーグ初代事務局長の葦原一正さん(43)。どうしたら、スポーツで収益を上げられるのか。リーグを盛り上げられるのか。オンライン対談の話題は尽きなかった。

 柳田 「稼ぐがすべて」を読んだ2年前、衝撃と発見がありました。バレーと重ね合わせ、どうやったらリーグをよくしていけるのかと思った。

 葦原 ご指名を頂いて、光栄なんですけど、びっくりしました。選手から対談の依頼が来ることはないから。スポーツビジネスへの感度が高いんですか。

 柳田 バレー界の発展を願っていて、将来は携わりたい。Bリーグの刺激は大きい。前進していてすごいと、同じアリーナスポーツとして思っていました。

 葦原 協会やリーグで業界全体のことをやりたいという選手たちを増やさないとダメ。印象的だったのは、米プロバスケットボールNBAで活躍した姚明。中国の協会やリーグのトップを務めている。交渉では私の方が経験値があるから優位に進むと思ったら正直、彼の方がずっと上だった。引退後、大学で経済学を勉強したらしい。ビジネスも幅広い視点で究めていて、高度な質問もしてくる。日本もトップアスリートたちが将来、スポーツ界を変革してほしい。輝ける場所としていい。

葦原一正(あしはら・かずまさ)

1977年生まれ。早大大学院理工学研究科修了。外資系コンサルティング会社から、2007年にプロ野球・オリックスに入社。DeNA球団を経て、15年からプロバスケットボールのBリーグで初代事務局長を務めた。今年4月、日本ハンドボールリーグの初代代表理事に就く。

 柳田 バスケはプロ化でシフトチェンジして、Bリーグはいますごい人気がある。バレーのVリーグは企業スポーツで、僕自身はプロ選手としてプレーしている。プロリーグに変わるという話もあったけれど、変わっていない。Bリーグで難しかったことは何ですか。

 葦原 日本バスケは、国際連盟の制裁という外圧があったので、変わらざるを得なくて、方向転換しやすかった。中から変える力も大事だけれど、外圧がないと変わりづらい面もある。

 Vリーグはどうしたいのか。もっと情報発信してくれるといい。バレー選手の本音はBリーグのようになれるのだったらプロ化したいのか、安定のために企業スポーツの方がいいのか。どちらが多いですか。

バレーボールの明るい未来のために、柳田の問いかけは続きます。記事後半には対談動画も。紙面では3月25日付の朝刊で詳報します。連載「自分らしく 柳田将洋の挑戦」は今後も、毎月下旬にお届けする予定です。

 柳田 バレーではプロ化する…

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