空に舞う麒麟と光秀 こうの史代さん制作イラスト公開中

横山健彦
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 アニメ映画この世界の片隅に」の原作者で京都府福知山市在住の漫画家、こうの史代さんが描いたイラスト「麒麟(きりん)のいる街」が、福知山城の公式ウェブサイト(https://www.fukuchiyamacastle.jp別ウインドウで開きます)で公開されている。

 作品は、市役所前の交差点から城の天守閣を望んだ風景のなかに、コウノトリや、伝説上の生き物「麒麟(きりん)」に乗った戦国武将明智光秀と妻の熙子(ひろこ)を描いたもの。リアルとファンタジーが交ざった、淡い色調の「こうのワールド」だ。

 市が昨年、「福知山城のある風景」をテーマに制作を依頼した。こうのさんは「普段からよく通る、福知山城が見える場所を選んだ」という。

 「福知山のスターは光秀と酒呑童子。いずれも悪役です。体面よりも、こうと決めたらやり抜く我慢強さ、(中略)周りではなく自分のものさしで判断することの尊さを、福知山の人は教えてくれます。わたしも、そんなふうに世界を見つめてゆきたいと思います」とこうのさんはコメントしている。

 A3判の原画は市が保管し、複製画は市立図書館中央館で4月下旬ごろまで展示中。同館でイラストのポストカード1千枚も無料で配っている。(横山健彦)