ロヒンギャ難民キャンプで火災、約400人が行方不明に

ニューデリー=奈良部健
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 バングラデシュ南東部コックスバザールのロヒンギャ難民キャンプで22日、火災が発生し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は23日、少なくとも15人が死亡し、約560人が負傷したと発表した。発表によると、約1万戸が焼失・倒壊し、約4万5千人が住む場所を失った。まだ約400人の行方がわかっておらず、死者は大幅に増える可能性がある。火災の原因はわかっていない。

 ロヒンギャは、主にミャンマー西部ラカイン州に住んでいた少数派イスラム教徒。2017年8月、ミャンマー国軍が同州で掃討作戦を実施し、約70万人が越境して西隣のバングラデシュに逃れた。コックスバザールの難民キャンプでは竹や防水シートでつくった簡素な家で暮らしている。

 キャンプで暮らす難民によると、これまでも火災はあったが、今回は最も死傷者数が多いという。難民の男性は朝日新聞の電話取材に対し、「家族は無事だったが、知人が行方不明になった。国際機関やバングラデシュ政府は早く原因を究明してほしい」と訴えた。(ニューデリー=奈良部健