幼児に「おうち英語」 「音」中心の学習、コンサルも
幼い子どもが英語に親しむためには、どうすればいいのか。保護者が頭を悩ませる中、「音」を中心にした家庭での学習法が注目を集めている。「おうち英語」と呼ばれ、有料で学習方法を指南する民間の「おうち英語コンサルティング」も登場。新型コロナウイルス禍の中、オンラインでの取り組みも進む。
壁に英語の絵本や洋書約3600冊が並ぶ。ここはコンサルの一つ、京都市山科区の「ストーリーガーデン(SG)」。マティアス谷本リサさん(43)と神原真矢さん(同)が6年前に立ち上げた。0歳から中学生までの保護者約120人が登録。やり取りは主にオンラインで、3年前から約3倍に。コロナ禍でも人数を増やしている。
おうち英語では英語音源をかけたり、動画を鑑賞したりする。音に慣れてもらった上で、絵本を読み聞かせるなどして英語を話せるようにするのが主流だ。
対談「中学受験、どうしよう?」
小学生の子どもに受験をさせていい? させるにしても親が気をつけなくてはならないことは? おおたとしまささんと、中学受験経験者の時事YouTuber・たかまつななさんの対談を、3月28日、お伝えします。
SGでは子どもの関心、レベルにあった教材を提案する。保護者が子どもに関心を寄せ、小さな上達を褒め、おうち英語を通じて関係が良好になることが本当の目標という。
子どもたちにもおうち英語を実践してきたという神原さんは「その子なりの成長を褒め続けることで、子どもの自信につながると思う」。「ネットでは情報が多すぎて、どれが子どもにあうかわからない。個性にあった提案をしてくれて助かった」と言うのは3人の子どもを持つ女性(32)だ。6歳と2歳の娘を持つ関西在住の女性(44)は英語教室の講師だが、「SGのアドバイスで、いつも英語がある環境にした。2人ともそれぞれ年齢相応の英語を楽しめるようになった」と話す。問い合わせはサイト(https://ouchieigo-sg.com/)へ。
実践者同士のコミュニティー…