甲子園初戦、技巧派右腕が練った策 奏功するも終盤失速

辻健治
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(24日、選抜高校野球 京都国際5-4柴田)

 春夏通じて甲子園初出場の柴田は、エース谷木亮太(3年)の153球の力投も及ばず逆転で敗れた。

 谷木はカーブやチェンジアップなどが持ち味の技巧派右腕。昨秋は、変化球を軸にして公立校を東北大会準優勝に導いた。

 甲子園での初戦を前に、平塚誠監督らと策を練った。京都国際が投球の組み立てを研究してくることを想定し、裏をかく形で直球主体で臨んだ。策は奏功。序盤から直球は130キロに届くかどうか。それでも走者を背負った場面ではテンポ良く投げ込み、要所を締めた。京都国際の小牧憲継監督は試合後、谷木について「直球主体で面食らった。うちの野球をさせてもらえなかった」と言った。

 しかし、終盤に入って球威が落ちた球を狙われた。「相手がだんだん慣れてきて、狙いを絞られた」と平塚監督。延長十回も甘く入った直球をはじき返され、勝ち越しを許した。谷木は「悔いは残るけど楽しめた部分もあった。球威がまだまだなので、もっともっと成長して強い投手になりたい」と夏への課題を口にした。(辻健治)