目標は「50年後に100頭」 四国のツキノワグマ

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米山正寛
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 四国のツキノワグマは環境省レッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」とされる。日本クマネットワークや日本自然保護協会によると、最新の推定では徳島・高知県境付近に16~24頭が生息するだけだ。

 主に調査を担う四国自然史科学研究センターの安藤喬平研究員は「2013年からは毎年、新しい子グマが生まれている」と話す。繁殖が続いているのは明るいニュース。これまでクマの姿を確認できなかった剣山北側の落葉広葉樹林で近年、若い雌の姿が複数回撮影された。今後、生息域を広げてくれるかもしれない期待の存在という。

拡大する写真・図版徳島・高知県境付近の山を歩くツキノワグマの親子=2018年7月、四国自然史科学研究センター提供

拡大する写真・図版徳島・高知県境付近の山を歩くツキノワグマの親子=2018年7月、四国自然史科学研究センター提供

拡大する写真・図版徳島・高知県境付近の山を歩くツキノワグマの親子=2018年7月、四国自然史科学研究センター提供

拡大する写真・図版徳島・高知県境付近の山を歩くツキノワグマの親子=2018年7月、四国自然史科学研究センター提供

 しかし、繁殖に参加しているのは比較的高齢のクマばかり。子グマが生まれても、それらが成長した姿をほとんど観察できていないのが課題だ。調査の範囲の外で暮らしているのか、若いうちに命を落としてしまうのか……。

■共存を模索し、科学的調査を…

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