「このままではリバウンド」医師会長、地方の感染増懸念

久永隆一
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 新型コロナウイルスの感染をめぐる首都圏の1都3県への緊急事態宣言が解除される一方、感染者数が増加を見せるなか、日本医師会の中川俊男会長は24日の会見で「早いうちに、まん延防止等重点措置の適用の検討を進めるべきだ」と述べた。重点措置は改正特措法に基づいて都道府県知事が営業時間の短縮を命令し、過料も科せる。3度目の緊急事態宣言が必要になるような感染再拡大を防ぐため、先手を打って重点措置の発動に向けた対応をとるよう政府に求めた。

 今の感染状況について中川氏は「東京を例にとると連日同じ曜日の前週を上回る新規感染者数が出ている。このままではリバウンドの強い懸念がある」と危機感を示した。宮城県でこの日、過去最多の171人の感染が確認されており、「地方の感染者の急増は非常に心配している。ちょっとした緩みでこれだけの感染者が出る」と述べた。

 中川氏は「(重点措置なら)都道府県単位の(緊急事態)宣言と異なり、知事が市町村単位できめ細かく対策を立てられる。繁華街に重点も置ける」と利点を強調した。(久永隆一)