近くて遠い日韓の親善試合 10年ぶりに実現した裏側は

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編集委員・中小路徹、吉田純哉
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 近くて遠い親善試合。実に10年ぶりだ。25日、サッカーの日本代表(世界ランク27位)が横浜市日産スタジアムで韓国代表(同38位)と戦う。男子の日韓戦そのものは2019年12月の東アジアE―1選手権以来だが、国際親善試合となると11年8月以来。その開催の歴史はサッカーを越えた両国関係と無縁ではない。

 「韓日のサッカー交流は凍った川の下を流れる水のように、両国関係が冷え込んでも続きます」

 これは、14年に韓国サッカー協会を取材で訪れた際、同協会の関係者から聞いた言葉だ。

 Jリーグには韓国選手が多く在籍しており、02年に日韓が共催したワールドカップ(W杯)も草の根の交流を促進させた。外交関係が悪化しても現場の交流は停滞しないことを、冬は河川が当たり前のように凍結する韓国らしい言い回しで表現していた。

マッチメイクを左右する世論の動向

「でも」と、関係者は続ける。親善試合を組むかどうかは、世論の動向も見ながら調整する。なぜ10年ぶりに実現したのかを探った。久しぶりの日韓戦、日本代表の森保監督は「ベストメンバーで臨む」と明言した。

 「でも」と、関係者は続けた…

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