トヨタといすゞ、「元サヤ」で挑むトラックの脱炭素

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千葉卓朗、神沢和敬、稲垣千駿、三浦惇平
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 トヨタ自動車とトラック国内最大手のいすゞ自動車は24日、業務資本提携で合意したと発表した。互いに428億円を出資する。3年前に一度は提携解消した両社だが、「脱炭素」と「大変革」に背中を押される形で再び手を組む。トヨタ傘下でトラック国内2位の日野自動車を加えた3社が、燃料電池(FC)や自動運転といった先端技術を開発する。

 発表によると、トヨタからいすゞへの出資比率は約5.02%。いすゞもトヨタ株を428億円程度取得する。トヨタはいすゞの第5位の株主になる。

 いすゞは1971年に、当時世界最大の自動車メーカーだった米ゼネラル・モーターズ(GM)と資本提携したが、経営悪化したGMが2006年にいすゞ株を売却。それを引き受ける形でトヨタは、いすゞ株の約5.9%を取得し資本提携した。両社は小型ディーゼルエンジンの共同開発などを進めたが、大きな進展を得られず、18年に提携を解消した。

 しかしその後、自動車業界は「100年に1度」といわれる大変革期に突入。二酸化炭素(CO2)の排出を減らす脱炭素の動きと、自動運転や電動化といった次世代技術「CASE(ケース)」の開発競争が加速し、再び手を組むことになった。

最大のライバルをつなげたトヨタ

 この日記者会見したトヨタの…

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