五輪へ なでしこJが先陣 聖火リレーきょう初日

小手川太朗 長屋護
[PR]

 東京五輪聖火リレーが25日、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)からスタートする。3日間かけて県内26市町村をめぐり、約300人の走者が聖火をつなぐ。

 Jヴィレッジでの出発式は、新型コロナウイルス感染対策として、無観客で行われる。第一走者はサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」メンバーで、25日は双葉町や大熊町など震災と原発事故の被災地を中心に巡り、南相馬市にゴールする。

 沿道での応援はできるが、大会組織委員会はマスクの着用や、拍手での応援、他の観客と間隔を取ることなどを求めている。過度な密集が起きた場合は、その区間のリレーを中断するという。(小手川太朗)

     ◇

 東京五輪聖火リレーのスタート地点のJヴィレッジ(楢葉町、広野町)で24日、復興五輪の機運を盛り上げようと、桜の苗木の記念植樹があった。公益財団法人日本さくらの会などが主催し、47都道府県で計470本を植える予定。復興五輪を後世に伝える狙いもある。

 地元の小中学生計10人が参加し、楢葉、広野両町長らと10本を植樹。子どもたちは将来の福島の姿をテーマにメッセージを書き、「タイムカプセル」に入れて埋めた。楢葉中1年の松本莉於(りお)さんは「保育士になって福島県を笑顔にしたい」、広野小6年の坂本梨希(りの)さんは「将来の自分への応援と決意のメッセージとして看護師になって人を助けられるよう勉強する」などと書いた。カプセルは10年後に開封される予定だ。

 さくらの会は前回の東京五輪が開催された1964年に設立された。桜の保護や植栽活動に取り組み、国内各地に約320万本を贈り、植えてきたという。(長屋護)