輝き取り戻したトゥクタミシェワ 6季ぶり大舞台に挑む

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 新星が次々と誕生するロシアのフィギュア界。今季、復活を果たしたのが、24歳のエリザベータ・トゥクタミシェワだ。優勝した2014~15年シーズン以来、6季ぶりに世界選手権の大舞台に戻ってきた。

 才能を見いだされたのは9歳のとき。06年トリノ五輪男子優勝のエフゲニー・プルシェンコらを育てたコーチのアレクセイ・ミーシン氏の目に留まった。だが、13~14年シーズンは、けがや体形の変化などに悩み、調子を落とした。母国で開かれたソチ五輪への出場を逃した。

 「起こってしまったことは、すべて良い方向に転じていくためのもの」。持ち前の考えで、立ち止まらず、前へ進んだ。

 15年の世界選手権では浅田真央以来、国際大会では6人目となるトリプルアクセルを成功させ、初優勝をつかみ取った。ロシアにとって10年ぶりの金メダルだった。

 それからわずか5年強。ロシア勢の新陳代謝は激しい。18年の平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワに代わる選手がすでに、台頭。19~20年シーズンの主要国際大会では、今大会に出場するアンナ・シェルバコワアレクサンドラ・トルソワら10代選手が表彰台を席巻した。

 「リーザ」とファンに親しまれる彼女にとって、フィギュアとはどんな存在なのか。朝日新聞にかつて、「人生そのもの。競技に挑む時のアドレナリンなくしてはもはや生きていけない」と説明していた。

 その思いを胸に、今季はグランプリ(GP)シリーズのロシア杯で逆転優勝を果たし、世界選手権にも出場。輝きを取り戻した24歳は、24日のショートプログラムは、トリプルアクセル(3回転半)を含め、予定していた要素を全て成功。78・86点で3位につけた。

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