EU、ワクチン輸出規制を強化 英国への一方通行問題視

新型コロナウイルス

ブリュッセル=青田秀樹
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 欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は24日、新型コロナウイルスワクチンの輸出管理の強化策を発表した。輸出先の国によるEU向け輸出制限の有無や、その国でのワクチン接種の進み具合などをEUからの輸出許可の判断基準に加える。ワクチンの供給遅れの回復につなげる狙いだが、規制強化は世界各国に懸念を広げかねない。

 EUはかねて、英EU双方に生産拠点を持つ英アストラゼネカ社製のワクチンについて、輸出がEUから英国への一方通行になっていると問題視してきた。英国はEUより接種が進んでおり、英国へのワクチン輸出に影響する可能性がある。

 同社のEUへの供給は、6月末までに2億7千万回分の予定が1億回分にとどまる見込みで、ワクチンの供給不足の大きな要因だ。

 EUは1月末にワクチン輸出を許可制にする管理策を導入。日本を含む30カ国以上に輸出を認める一方、アストラゼネカの豪州向け輸出1件を差し止めている。(ブリュッセル=青田秀樹)

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