北朝鮮、弾道ミサイル2発発射 日本のEEZ外に落下か

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 日本政府は25日、北朝鮮が午前7時4分と同23分ごろの2回、弾道ミサイルを1発ずつ東方向に発射したと発表した。それぞれ約420キロと約430キロ飛んで、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される、としている。近くを航行する飛行機や船舶への被害は確認されていないという。

 菅義偉首相は午前7時8分、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと▽航空機、船舶等の安全確認を徹底すること▽不測の事態に備え、万全の態勢をとること――の3点について、首相指示を出した。政府は午前8時ごろから約10分間、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開き、情報を分析した。

 岸信夫防衛相はNSC後、記者団に対し「情報分析に全力を挙げることを指示した。我が国の領域、EEZ(内)には落下していない」と語った。

 防衛省は「昨今の北朝鮮による弾道ミサイル等の度重なる発射は、我が国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ。国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげる」としている。

 一方、海上保安庁は午前7時9分ごろ、航行中の船舶に「北朝鮮から、弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」というミサイル発射情報を出した。船舶に対し、落下物に注意するよう呼びかけている。

韓国軍も発表

 韓国軍合同参謀本部は25日朝、北朝鮮から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体が発射されたと発表した。(ソウル=鈴木拓也)