ソウル市長選、野党が候補一本化 「文政権を審判する」

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ソウル=神谷毅
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 ソウル市長選(4月7日投開票)をめぐり野党陣営は、候補を最大野党「国民の力」の呉世勲(オセフン)元ソウル市長(60)に一本化することを23日決めた。与党「共に民主党」の朴映宣(パクヨンソン)前中小ベンチャー企業相(61)との与野党一騎打ちの構図が固まった。文在寅(ムンジェイン)政権の「審判」の性格を強く帯びることになりそうだ。

 呉氏は中道系の野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(59)と独自の世論調査を行い、支持が上回った候補に一本化すると合意していた。

 市長選は与党の前市長がセクハラ疑惑で自殺したことに伴う補欠選挙(任期は来年6月30日まで)。与党は女性でニュースキャスター出身の朴氏を擁立し、不利な情勢の挽回(ばんかい)を図った。しかし、韓国土地住宅公社の職員による土地投機疑惑が広がり、文大統領への支持率は過去最低に。引きずられる形で与党に逆風が吹く。

 韓国の三つの世論調査機関が野党候補を一本化する前に一騎打ちを仮定して行った調査によると、呉氏への支持率が47・0%で朴氏の30・4%を上回った。2週間ほど前の調査では与野党の一騎打ちでの支持は拮抗(きっこう)していたが、差が広がってきている。

 呉氏は23日の記者会見で「一本化で政権を審判し、政権交代の道を開く」と述べた。そのうえで市民に対し「国の運命がかかった選挙だ」と訴えた。「国民の力」は最大野党として、市長選を足がかりに来年の大統領選での勝利を目指す戦略を描いている。

 与党の苦境を招いた最大の原…

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